2006年06月02日

A)ティーチャーズトレーニング

A)ティーチャーズトレーニング
期間:2005年8月〜2006年3月
(第1回ティーチャーズトレーニング(2回目以降は終了後継続予定))
対象:8月 ダマスカス音楽専科教員
    9月〜2月 地方教員
    3月 全地区教員

概要
現在地方(ホムス、ハマ、アレッポ、ラタキア、ダラア)において、音楽教育が満足に行われていない。なぜなら音楽専科教員在籍数がホムス1名、ハマ0名、アレッポ0名、ラタキア0名、ダラア3名となっており、絶対的に不足しているからである。プロジェクトのテーマは「継続」と「自立」であるので、その目的を達成し得るようプランを立てた。
音楽教員の補充が早急に求められる地方都市、教員はある程度満たさせているが更なるレベルの引き上げが絶対とされる首都ダマスカス、と、ティーチャーズトレーニングの中に2つのプランが組み込まれている。そしてJOCVからUNRWAへとイニシアチブを移行する際に必要な、人脈形成やダマスカス教員側の教員養成の為の技術取得も大きな目的・目標と言える。地方都市では低学年域を担当する教員を中心に行ない、楽典、歌唱指導等、音楽指導をする上での基礎的な知識を教授したい。いずれは各地方に音楽教員が標準的に配置され、情操教育が一般化されるよう努めていく。ダマスカスには音楽専科の教員が十数名程存在するが2年間の音楽教育しか受けていない為、技術面(器楽・声楽)の教授が不十分である。音楽の授業を今以上に充実させるためにも、これらの教員に対しては器楽を中心とした技術移転を目的に取り組んでいきたい。2006年3月現在、UNRWA教育長バドラン氏から、2006年9月からの新年度から地方に音楽教育を標準配備するという発表があった。また、音楽室の建設など、プロジェクトの1タームが終了した時点で、UNRWA側の意識と行動の変化が見られるようになった。



内容等
1)ダマスカス編
 教員訓練の内容は、ダマスカスの教員については専門学校を卒業しており、ある程度の専門性が期待されるので、基礎的な内容を理解している上での技術習得を中心とした訓練を進めていく。また、9月からの地方都市の巡回時に一指導員としサポートをしてもらう。
 ダマスカスにはおよそ40名の音楽教員がダマスカス地区の学校に勤務している。しかしダマスカスのパレスチナキャンプはかなり広大で、絶対数は生徒数に対し足りていないのが現状である。2006年8月に行われた第1回目ティーチャーズトレーニング(ダマスカス編)は5日間の中、リコーダー編、演奏編と2部に分け行った。教員は現場に入ると再び学習を行う環境が無く、終了後再びトレーニングを行ってほしいという要望が相次いだ。特にピアノ演奏(左手を含む)、及び伴奏付けに対し学習を続けたいという参加者の声が多数あり、今後継続的に学習が進められる様、教則教材・ビデオを作るなど、対策を練る必要性がある。


2)地方教員編
ダマスカス、ホムス、ハマ、ダラア、アレッポ、ラタキア各地方都市の低学年域を担当する教員を各学校から2名或いは3名を選出し、月に1回(2日間)、計7回のカリキュラムで各地方を巡回していった。ホムス、ハマ、ダラア、アレッポ、ラタキアにおいては、教員の基礎育成を指針に進めていきたい。低学年の教員を選出する理由として、1)低学年の教授内容が長期の訓練を必要としない、2)などがある。 シンデレラコンクールとの相互企画として、3月のコンクールの際に教員での合同発表を行った。教員のモチベーション向上と、技術向上が狙いであり、積極的に参加させる事によりコンクールや発表の場の教育的効果の理解を深めさせる為である。
 今後コンクールの運営にも育成後の音楽教員を参加させ、音楽教育内での活性化を図りたい。その為技術指導だけでは無く、日本の音楽教育の指導方法を参考にした指導書作成、指導方法、評価方法なども、今後の活動内容として視野に入れていった。

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