尚、著作権は筆者に帰属しております。無断での転用・掲載、学会での無断利用の一部抜粋その他の行為は、禁止しておりますのでご了承下さい。
2006年06月07日
はじめに
青年海外協力隊員として、2005年4月から2007年4月までの活動を記録、論じた文章を掲載したサイトです。音楽教員として中近東の国、シリアのUNRWAの学校で活動をしています。その貴重な活動情報を日本の皆様にも知って頂けるのを目的に運営をしています。よろしければ目を通して頂けると幸いです。
尚、著作権は筆者に帰属しております。無断での転用・掲載、学会での無断利用の一部抜粋その他の行為は、禁止しておりますのでご了承下さい。
尚、著作権は筆者に帰属しております。無断での転用・掲載、学会での無断利用の一部抜粋その他の行為は、禁止しておりますのでご了承下さい。
2006年06月02日
B)活動状況一覧 女子5学年
B)活動状況一覧(女子5学年4クラス分)
2005・10・5〜2006・3・22 毎週水曜日
2005
10・5
回数:1
内容:休日の為授業は無し
10・12
回数:2
クラス:A
テーマ:音階マウタニー コンクールの話
内容:音階を手を使い認識させる練習ドレミファソラシドレミファまでの認識をさせる事が出来た。全体・グループ・個人に分けて行う。集中力が無いために進行する事が困難に感じる。女子は協力的な為、進行しやすい。たどたどしいアラビア語でもしっかり話を聞こうとする態度があり、バリエーションを考えられそうに思う。音楽レベルは高くは無く、音階を正しく歌える生徒は居ない。前任者が教えていたようだが、音楽的には厳しいものを感じた。まずは様子を見る為にマウタニーを歌う。音域の問題もあり(上のEはかなり高い)音程を取るのがかなり難しそうだった。授業の意識・技術レベルの向上の為に2006年3月に全国音楽コンクールを行う。
1)授業態度 2)テスト 3)ノートの3要素で代表選手を決めると公言した。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様。
クラス:C
内容:他教科のテストが突然入ってしまい授業が無くなる。
クラス:D
テーマ:音階コンクールの話
内容:クラスA・Bとほぼ同様(Tinkle Tinkle Little Starは授業で扱っていない)
10・19
回数:3
クラス:A
テーマ:音階Tinkle Tinkle Little Star
内容:前回同様階名での歌唱を行う。大きい声では歌えるが音楽的な声には遠い為、やさしく歌うという単語を多用した。音階のみの歌唱練習を行った。思いのほか出来、飲み込みも早い。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:前半は体育のテストがあった為、20分のみの授業となる。内容はクラスAと同様。
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
10・26
回数:4
クラス:A
テーマ:音階Tinkle Tinkle Little Star
内容:咽に優しい歌い方という言い方で、ソフトな声質を得られるよう指導した。時折大きな声(F・・・フォルテ)、小さな音(P・・・ピアノ)で歌わせることで様々な表現方法があることを認識させる。全体、グループ、個人という3パターンで歌わせる。歌詞を付けずに音階だけの練習。音程に注意しながら進行にリズムを作りながら進めていく。全体、グループ、個人という3パターンで歌わせる。歌詞付けを行う。英語の歌詞だが割りと無理なく導入できた。言葉を覚えるのが早く、音楽表現にすぐに入れると思った。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
クラス:C
テーマ:音階Tinkle Tinkle Little Star
内容:咽に優しい歌い方という言い方で、ソフトな声質を得られるよう指導した。時折大きな声(F・・・フォルテ)、小さな音(P・・・ピアノ)で歌わせることで様々な表現方法があることを認識させる。全体、グループ、個人という3パターンで歌わせる。歌詞付けを行う。英語の歌詞だが割りと無理なく導入できた。言葉を覚えるのが早く、音楽表現にすぐに入れると思った。
クラス:D
テーマ:クラスCと同様
内容:クラスCと同様
11・25
クラス:A
テーマ:Tinkle Tinkle Little Star
内容:英語での歌詞付けを行う。アラブ人が苦手な発音もあるので、繰り返し練習する。1小節単位、2小節単位、4小節単位で練習。それと同時に発声の仕方も少しずつ行う。黒板にある生徒の似顔絵を書き、口を大きく開けている様子を書く。非常に生徒の受けが良く、盛り上がる事によってクラスの雰囲気もよくなった。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
11・9
回数:6
アイードの為授業は休み。
11・16
回数:7
クラス:A
テーマ:Tinkle Tinkle Little Star さくら
内容:大分歌えるようになり、教科書を閉じて歌わせるなど、出来るだけリラックスさせるよう心がけた。口を大きく開けること、音程を正しく取る事、姿勢を正しくする事を徹底させた。日本語の歌詞なので、歌詞を黒板に書いてノートに書かせた。生徒は音楽に対に大変好奇心を持っているので、多言語でも積極的に学習した。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様*試験の事を少し話した。
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
11・23
回数:8
クラス:A
テーマ:Tinkle Tinkle Little Star さくら リズムの学習
内容:1楽曲として完成させた。生徒全員が歌詞とメロディーを覚え、しっかりと歌えるようになった。覚えが早く、日本語にも関わらずほとんど歌えるようになった。細かいニュアンスや音程が気になるので、今後はそれらに注意していきたい。四分音符と二部音符の学習をした後、リズムソルフェージュを行う。手を何回か叩き、その回数を生徒が数えるというもの。大変盛り上がりとても楽しめたようだ。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
クラス:C
内容:女子ソフトボールの練習の為休み。
クラス:D
テーマ:クラスA・Bと同様
内容:クラスA・Bと同様
11.30
回数:9
クラス:A
テーマ:ピアノ
内容:指使いの練習を行う。右手の音階を中心に進める。女子は多少メカニカルなものが苦手で、多少飽きてしまうのが早い。各個人にピアニカを渡す事が出来ない為、教科書のピアノのページに指を置かせ練習させた。使用台数は2台。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
12・7
回数:10
クラス:A
テーマ:選抜テストTinkle Tinkle Little Star さくら ヤービーラーディー
内容:コンクールの為の筆記試験を行った。リズムの音取り、左手を使った音階の問題、ピアノの指使い、ヤービーラーディーの歌詞の書き取りを、設問として記載した。20分ほどで終了した為、翌週が歌唱のテストの為、残りを歌唱の練習に費やした。歌詞を見ないで歌唱をさせた。問題内容がうわさで広まるので、第1問目の「リズム回数当て」の問題は最後のクラスは変えた。復習感覚で、次週の歌のテストを意識させながら、歌詞確認後、教科書を閉じて歌唱させた。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:上記と同様
クラス:C
内容:女子ソフトボールの練習の為休み。
クラス:D
テーマ:クラスA・Bと同様
内容:クラスA・Bと同様
12・14
回数:11
クラス:A
テーマ:選抜テスト2
内容:歌唱の試験を行う。ヤービーラーディーの1番の前半部のみの歌唱であった。筆記試験は女子はほとんど開きが無く、歌唱を厳密に審査する必要がある。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様*筆記試験はクラスBが一番出来ていた。
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
12・21
回数:12
クラス:A
テーマ:選抜テスト3
内容:歌唱の試験を行う。ドレミの音階の歌唱で、正しく音程が取れているかどうかの確認を行った。時間をかけて、音程が正しく取れるかどうかを中心に選抜する。大変声が綺麗な生徒もいて、コンクールへのイメージも出来てきた。選抜者:3名
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:上記と同様選抜者:3名
クラス:C
テーマ:クラスAと同様
内容:上記と同様選抜者:3名
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:上記と同様選抜者:3名
2005 12・28 〜 2006 1・24
冬休みの為休み
2006
1・25
回数:13
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲(題名未定)
内容:コンクール用の楽曲を導入する。まだ歌詞がない為階名のみの歌唱。みんなノートを持ってきているので、音符と階名を書かせる。最後の15分はソフトボールの練習の為、その間は他の先生が教室に来た。
クラス:B
クラス:C
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様*試験的にハーモニーを導入。コンクール出場メンバーに歌わせたところ、正しく音程が取れハーモニーを作る事が出来た。ハーモニーの概念がない為、説明し伝えるのに時間が要ったが、出来る事が解った。
2・1
回数:14
クラス:A
テーマ:ファンナンダルス、さくら
内容:過去に扱った題材を用いて歌唱の復習を行う。歌唱の際の注意点(姿勢、口の開き方、発声など)に対し意識付けをさせる。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
2・8
回数:15
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲@
内容:コンクール用の楽曲を導入する。ナシードブスターン、の歌詞を黒板に書き学習させる。女子クラスはとても覚えが早いので、1回見本として歌唱をすればすぐに覚えてしまう。後半はグループごとに歌唱させ点数を付けた。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
2・15
回数:16
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲A
内容:コンクール用の楽曲を導入する。ナシードブスターンの振り付けを学習する。3年生担任のサハル先生が考えコンクール用の生徒に教授した。それを実際授業に導入したが、大変受けが良かった。
クラス:B
クラス:C
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様*試験的にハーモニーを導入。コンクール出場メンバーに歌わせたところ、正しく音程が取れハーモニーを作る事が出来た。ハーモニーの概念がない為、説明し伝えるのに時間が要ったが、出来る事が解った。
2・22
回数:17
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲B
内容: コンクール用の楽曲を導入する。フィリアスフーラを歌唱。みんなノートを持ってきているので、歌詞を書かせる。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
3・1
回数:18
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲C
内容: コンクール用の楽曲を導入する。ヤーアウラード振り付けをつけての歌唱。音階のみの歌唱、歌詞をつけての歌唱、振り付けをつけての歌唱を行う。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
3・8
回数:19
コンクール準備の為休み
3・15
回数:20
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲D
内容:コンクール用の楽曲を全曲導入する。音階のみの歌唱、歌詞をつけての歌唱、振り付けをつけての歌唱を行う。器楽の復習(ピアノ指使い)も再学習という形で10分ほど行う。学年末試験で出題する為。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
3・22
回数:21
クラス:A
テーマ:ソルフェージュ楽曲、器楽(リコーダー)
内容:今までのソルフェージュ楽曲の復習と、新しくリコーダーの学習を行う。リコーダーは器用さの無いシリア(パレスチナ)の子供たちには難しいようで、穴をすべて押さえることができない。リコーダーもすべていきわたらないので、みんなにペンを持たせて指使いを教えた。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
2005・10・5〜2006・3・22 毎週水曜日
2005
10・5
回数:1
内容:休日の為授業は無し
10・12
回数:2
クラス:A
テーマ:音階マウタニー コンクールの話
内容:音階を手を使い認識させる練習ドレミファソラシドレミファまでの認識をさせる事が出来た。全体・グループ・個人に分けて行う。集中力が無いために進行する事が困難に感じる。女子は協力的な為、進行しやすい。たどたどしいアラビア語でもしっかり話を聞こうとする態度があり、バリエーションを考えられそうに思う。音楽レベルは高くは無く、音階を正しく歌える生徒は居ない。前任者が教えていたようだが、音楽的には厳しいものを感じた。まずは様子を見る為にマウタニーを歌う。音域の問題もあり(上のEはかなり高い)音程を取るのがかなり難しそうだった。授業の意識・技術レベルの向上の為に2006年3月に全国音楽コンクールを行う。
1)授業態度 2)テスト 3)ノートの3要素で代表選手を決めると公言した。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様。
クラス:C
内容:他教科のテストが突然入ってしまい授業が無くなる。
クラス:D
テーマ:音階コンクールの話
内容:クラスA・Bとほぼ同様(Tinkle Tinkle Little Starは授業で扱っていない)
10・19
回数:3
クラス:A
テーマ:音階Tinkle Tinkle Little Star
内容:前回同様階名での歌唱を行う。大きい声では歌えるが音楽的な声には遠い為、やさしく歌うという単語を多用した。音階のみの歌唱練習を行った。思いのほか出来、飲み込みも早い。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:前半は体育のテストがあった為、20分のみの授業となる。内容はクラスAと同様。
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
10・26
回数:4
クラス:A
テーマ:音階Tinkle Tinkle Little Star
内容:咽に優しい歌い方という言い方で、ソフトな声質を得られるよう指導した。時折大きな声(F・・・フォルテ)、小さな音(P・・・ピアノ)で歌わせることで様々な表現方法があることを認識させる。全体、グループ、個人という3パターンで歌わせる。歌詞を付けずに音階だけの練習。音程に注意しながら進行にリズムを作りながら進めていく。全体、グループ、個人という3パターンで歌わせる。歌詞付けを行う。英語の歌詞だが割りと無理なく導入できた。言葉を覚えるのが早く、音楽表現にすぐに入れると思った。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
クラス:C
テーマ:音階Tinkle Tinkle Little Star
内容:咽に優しい歌い方という言い方で、ソフトな声質を得られるよう指導した。時折大きな声(F・・・フォルテ)、小さな音(P・・・ピアノ)で歌わせることで様々な表現方法があることを認識させる。全体、グループ、個人という3パターンで歌わせる。歌詞付けを行う。英語の歌詞だが割りと無理なく導入できた。言葉を覚えるのが早く、音楽表現にすぐに入れると思った。
クラス:D
テーマ:クラスCと同様
内容:クラスCと同様
11・25
クラス:A
テーマ:Tinkle Tinkle Little Star
内容:英語での歌詞付けを行う。アラブ人が苦手な発音もあるので、繰り返し練習する。1小節単位、2小節単位、4小節単位で練習。それと同時に発声の仕方も少しずつ行う。黒板にある生徒の似顔絵を書き、口を大きく開けている様子を書く。非常に生徒の受けが良く、盛り上がる事によってクラスの雰囲気もよくなった。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
11・9
回数:6
アイードの為授業は休み。
11・16
回数:7
クラス:A
テーマ:Tinkle Tinkle Little Star さくら
内容:大分歌えるようになり、教科書を閉じて歌わせるなど、出来るだけリラックスさせるよう心がけた。口を大きく開けること、音程を正しく取る事、姿勢を正しくする事を徹底させた。日本語の歌詞なので、歌詞を黒板に書いてノートに書かせた。生徒は音楽に対に大変好奇心を持っているので、多言語でも積極的に学習した。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様*試験の事を少し話した。
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
11・23
回数:8
クラス:A
テーマ:Tinkle Tinkle Little Star さくら リズムの学習
内容:1楽曲として完成させた。生徒全員が歌詞とメロディーを覚え、しっかりと歌えるようになった。覚えが早く、日本語にも関わらずほとんど歌えるようになった。細かいニュアンスや音程が気になるので、今後はそれらに注意していきたい。四分音符と二部音符の学習をした後、リズムソルフェージュを行う。手を何回か叩き、その回数を生徒が数えるというもの。大変盛り上がりとても楽しめたようだ。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
クラス:C
内容:女子ソフトボールの練習の為休み。
クラス:D
テーマ:クラスA・Bと同様
内容:クラスA・Bと同様
11.30
回数:9
クラス:A
テーマ:ピアノ
内容:指使いの練習を行う。右手の音階を中心に進める。女子は多少メカニカルなものが苦手で、多少飽きてしまうのが早い。各個人にピアニカを渡す事が出来ない為、教科書のピアノのページに指を置かせ練習させた。使用台数は2台。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
12・7
回数:10
クラス:A
テーマ:選抜テストTinkle Tinkle Little Star さくら ヤービーラーディー
内容:コンクールの為の筆記試験を行った。リズムの音取り、左手を使った音階の問題、ピアノの指使い、ヤービーラーディーの歌詞の書き取りを、設問として記載した。20分ほどで終了した為、翌週が歌唱のテストの為、残りを歌唱の練習に費やした。歌詞を見ないで歌唱をさせた。問題内容がうわさで広まるので、第1問目の「リズム回数当て」の問題は最後のクラスは変えた。復習感覚で、次週の歌のテストを意識させながら、歌詞確認後、教科書を閉じて歌唱させた。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:上記と同様
クラス:C
内容:女子ソフトボールの練習の為休み。
クラス:D
テーマ:クラスA・Bと同様
内容:クラスA・Bと同様
12・14
回数:11
クラス:A
テーマ:選抜テスト2
内容:歌唱の試験を行う。ヤービーラーディーの1番の前半部のみの歌唱であった。筆記試験は女子はほとんど開きが無く、歌唱を厳密に審査する必要がある。
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様*筆記試験はクラスBが一番出来ていた。
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
12・21
回数:12
クラス:A
テーマ:選抜テスト3
内容:歌唱の試験を行う。ドレミの音階の歌唱で、正しく音程が取れているかどうかの確認を行った。時間をかけて、音程が正しく取れるかどうかを中心に選抜する。大変声が綺麗な生徒もいて、コンクールへのイメージも出来てきた。選抜者:3名
クラス:B
テーマ:クラスAと同様
内容:上記と同様選抜者:3名
クラス:C
テーマ:クラスAと同様
内容:上記と同様選抜者:3名
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:上記と同様選抜者:3名
2005 12・28 〜 2006 1・24
冬休みの為休み
2006
1・25
回数:13
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲(題名未定)
内容:コンクール用の楽曲を導入する。まだ歌詞がない為階名のみの歌唱。みんなノートを持ってきているので、音符と階名を書かせる。最後の15分はソフトボールの練習の為、その間は他の先生が教室に来た。
クラス:B
クラス:C
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様*試験的にハーモニーを導入。コンクール出場メンバーに歌わせたところ、正しく音程が取れハーモニーを作る事が出来た。ハーモニーの概念がない為、説明し伝えるのに時間が要ったが、出来る事が解った。
2・1
回数:14
クラス:A
テーマ:ファンナンダルス、さくら
内容:過去に扱った題材を用いて歌唱の復習を行う。歌唱の際の注意点(姿勢、口の開き方、発声など)に対し意識付けをさせる。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
2・8
回数:15
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲@
内容:コンクール用の楽曲を導入する。ナシードブスターン、の歌詞を黒板に書き学習させる。女子クラスはとても覚えが早いので、1回見本として歌唱をすればすぐに覚えてしまう。後半はグループごとに歌唱させ点数を付けた。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
2・15
回数:16
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲A
内容:コンクール用の楽曲を導入する。ナシードブスターンの振り付けを学習する。3年生担任のサハル先生が考えコンクール用の生徒に教授した。それを実際授業に導入したが、大変受けが良かった。
クラス:B
クラス:C
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様*試験的にハーモニーを導入。コンクール出場メンバーに歌わせたところ、正しく音程が取れハーモニーを作る事が出来た。ハーモニーの概念がない為、説明し伝えるのに時間が要ったが、出来る事が解った。
2・22
回数:17
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲B
内容: コンクール用の楽曲を導入する。フィリアスフーラを歌唱。みんなノートを持ってきているので、歌詞を書かせる。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
3・1
回数:18
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲C
内容: コンクール用の楽曲を導入する。ヤーアウラード振り付けをつけての歌唱。音階のみの歌唱、歌詞をつけての歌唱、振り付けをつけての歌唱を行う。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
3・8
回数:19
コンクール準備の為休み
3・15
回数:20
クラス:A
テーマ:コンクール用の楽曲D
内容:コンクール用の楽曲を全曲導入する。音階のみの歌唱、歌詞をつけての歌唱、振り付けをつけての歌唱を行う。器楽の復習(ピアノ指使い)も再学習という形で10分ほど行う。学年末試験で出題する為。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
3・22
回数:21
クラス:A
テーマ:ソルフェージュ楽曲、器楽(リコーダー)
内容:今までのソルフェージュ楽曲の復習と、新しくリコーダーの学習を行う。リコーダーは器用さの無いシリア(パレスチナ)の子供たちには難しいようで、穴をすべて押さえることができない。リコーダーもすべていきわたらないので、みんなにペンを持たせて指使いを教えた。
クラス:B
クラス:C
クラス:D
テーマ:クラスAと同様
内容:クラスAと同様
7)プロジェクトの成果の一例と結論
プロジェクトの成果の一例を、1)児童への教育効果、2)トレーニング参加者への効果、3)UNRWA機関への効果の3項目において論ずる。
6)通常授業報告
以下に記載する学校現場における教員活動記録は、未開発地域においてどのように音楽教科授業を運営し行ったかを、1)テーマ・2)内容、を中心に記載した。
5)現場活動状況報告
上記に述べた音楽教育未開発地域における科目導入・普及の為の、学校現場での教育活動・プロジェクト活動(企画・運営)を、実際に現場において投影し教育的成果として記録、及び論じたものを以下結論として位置づける事とする。
4)プロジェクト・企画運営内容
プロジェクト内容、1)ティーチャーズトレーニング、2)シンデレラコンクール、3)教材作成について、それぞれ説明していく。
C)教材作成
C)教材作成
期間:通年
対象:教員
概要
より一層の音楽教育効果を高めるために、シンデレラプロジェクト内に「教材作成」の分野を立ち上げ実施していった。2005年4月にUNRWA全都市の小学校の為に「教科書初級編」を作った。まずその教科書をさらに有効に使う為の補助教材を作成し、その後「教科書中級編」を作成していく予定である。以下に紹介する教材を活用することで、音楽の授業が教育課程に確かなものとして位置づけられる一助となれば幸いである。今後の更なる発展と効果を期待するものである。
目的、及び教材作成の効果と期待
教科書の活用を徹底していくため、効果的に授業ができるように作成する。諸先輩方の作成されたUNRWA,JICA共同制作の音楽の教科書ができあがった。内容はこれまで児童や生徒が親しんできたアラビア音楽の曲に加え、西洋音楽における基礎的・基本的な音楽の知識を盛り込み、英語の歌や日本の歌も挿入されている。今まで地方に音楽教員がほとんど居なく、音楽を教授する為のノウハウのデータがUNRWAに残っていない。そのため日本人の視点であるが、どのように教科書を用いて教授するかを冊子として残した。使い方は随時使用者が考えて用いるものであり、これからも随時改訂していく必要もある。ティーチャーズトレーニング参加の教員が現場で楽器での演奏が困難でも進行できるよう、伴奏テープを作成した。教材における指導の工夫を紹介し、することで指導者自身も意欲的に指導できる。指導を補助する為のアイデアとソフトが手元にあることで、一人でも多くの教師が音楽の授業に関われるのではないかと考えている。
内容
1. 教科書の内容に準じた伴奏テープの作成
2. 音楽の授業における具体的な授業の進め方(教科書に準じて)
3. それに派生して考えられる学習の紹介
4. 教則ビデオの作成
5. 教科書中級編作成
* 1〜3 「教科書初級編」対応の補助教材 2006年3月完成
* 4 ダマスカス教員がピアノ奏法・和音作成を学ぶ為の教材
2006年夏作成予定
*5 高学年対象の教科書「教科書中級編」 2006年夏作成
期間:通年
対象:教員
概要
より一層の音楽教育効果を高めるために、シンデレラプロジェクト内に「教材作成」の分野を立ち上げ実施していった。2005年4月にUNRWA全都市の小学校の為に「教科書初級編」を作った。まずその教科書をさらに有効に使う為の補助教材を作成し、その後「教科書中級編」を作成していく予定である。以下に紹介する教材を活用することで、音楽の授業が教育課程に確かなものとして位置づけられる一助となれば幸いである。今後の更なる発展と効果を期待するものである。
目的、及び教材作成の効果と期待
教科書の活用を徹底していくため、効果的に授業ができるように作成する。諸先輩方の作成されたUNRWA,JICA共同制作の音楽の教科書ができあがった。内容はこれまで児童や生徒が親しんできたアラビア音楽の曲に加え、西洋音楽における基礎的・基本的な音楽の知識を盛り込み、英語の歌や日本の歌も挿入されている。今まで地方に音楽教員がほとんど居なく、音楽を教授する為のノウハウのデータがUNRWAに残っていない。そのため日本人の視点であるが、どのように教科書を用いて教授するかを冊子として残した。使い方は随時使用者が考えて用いるものであり、これからも随時改訂していく必要もある。ティーチャーズトレーニング参加の教員が現場で楽器での演奏が困難でも進行できるよう、伴奏テープを作成した。教材における指導の工夫を紹介し、することで指導者自身も意欲的に指導できる。指導を補助する為のアイデアとソフトが手元にあることで、一人でも多くの教師が音楽の授業に関われるのではないかと考えている。
内容
1. 教科書の内容に準じた伴奏テープの作成
2. 音楽の授業における具体的な授業の進め方(教科書に準じて)
3. それに派生して考えられる学習の紹介
4. 教則ビデオの作成
5. 教科書中級編作成
* 1〜3 「教科書初級編」対応の補助教材 2006年3月完成
* 4 ダマスカス教員がピアノ奏法・和音作成を学ぶ為の教材
2006年夏作成予定
*5 高学年対象の教科書「教科書中級編」 2006年夏作成
1)活動方針・概要
1)活動方針・概要
2005年4月6日にシリアに到着し5月末日までで、活動先(ホムス)、および全都市(ダマスカス・アレッポ・ハマ・ラタキア・ダラア)、UNRWA本部における音楽教育の現状をリサーチした。その中で、1)音楽教育が地方において教員数の絶対数が少ないため、教育がほとんど行われていない、2)音楽教育に対する意識がまだ低く、啓蒙活動を行うシステム・人材が無い、3)ダマスカスには音楽教員が存在するが、技術が乏しい、などが挙げられた。初代・2代目の隊員の活動の功績は大きく、全くの不毛の土地に1本の苗木を植えそれを少しずつ育てていた、と言ってよいだろう。音楽教育そのものの効果と実績をそれぞれの地域で認識させ、児童・学校への認識を0から高めて行くことが中心であったと推測する。私の活動の指針は、以前からの学校での児童を対象とした教育活動に加え、音楽教育活動をUNRWA組織全体で活発化させるためのプログラム作りを行うことと定めた。そして今までの、協力隊員・現地教員の貴重な実績を「継続」させるためのシステム作りが3代目の私の仕事であると理解し、その為の音楽教育普及・人材育成プロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトでは上記の問題を元に、3つの問題解決策を打ち出すに至った。1)コンクール2)ティーチャーズトレーニング3)教材作成、である。
論ずる都合上、2005年4月6日から2006年3月下旬までの活動を記載し活動報告とし、プロジェクトでの活動を最終的にどのように教育現場に投影したか、という視点で記載した。
尚、そのプロジェクトの根幹である3つの柱についての解説は次項において説明する。
2005年4月6日にシリアに到着し5月末日までで、活動先(ホムス)、および全都市(ダマスカス・アレッポ・ハマ・ラタキア・ダラア)、UNRWA本部における音楽教育の現状をリサーチした。その中で、1)音楽教育が地方において教員数の絶対数が少ないため、教育がほとんど行われていない、2)音楽教育に対する意識がまだ低く、啓蒙活動を行うシステム・人材が無い、3)ダマスカスには音楽教員が存在するが、技術が乏しい、などが挙げられた。初代・2代目の隊員の活動の功績は大きく、全くの不毛の土地に1本の苗木を植えそれを少しずつ育てていた、と言ってよいだろう。音楽教育そのものの効果と実績をそれぞれの地域で認識させ、児童・学校への認識を0から高めて行くことが中心であったと推測する。私の活動の指針は、以前からの学校での児童を対象とした教育活動に加え、音楽教育活動をUNRWA組織全体で活発化させるためのプログラム作りを行うことと定めた。そして今までの、協力隊員・現地教員の貴重な実績を「継続」させるためのシステム作りが3代目の私の仕事であると理解し、その為の音楽教育普及・人材育成プロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトでは上記の問題を元に、3つの問題解決策を打ち出すに至った。1)コンクール2)ティーチャーズトレーニング3)教材作成、である。
論ずる都合上、2005年4月6日から2006年3月下旬までの活動を記載し活動報告とし、プロジェクトでの活動を最終的にどのように教育現場に投影したか、という視点で記載した。
尚、そのプロジェクトの根幹である3つの柱についての解説は次項において説明する。
2)活動・プロジェクト〜シンデレラプロジェクト〜
2)活動・プロジェクト〜シンデレラプロジェクト〜
私たち協力隊の音楽隊員は、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)で働いている。その舞台であるパレスチナキャンプ、そして主な教育対象の児童に対してのプロジェクト「シンデレラプロジェクト〜子供たちの未来に魔法をかけよう〜」を2005年6月に立ち上げ、プロジェクト名・およびその活動イメージを以下のように位置づけた。
シンデレラプロジェクト〜子供たちの未来に魔法をかけよう〜
プロジェクト名の由来と内容・・・日常、パレスチナ難民とし、制限された生活を送っているUNRWAの子供たちに幸せが訪れる事を願い、我々JOCV(JICA)が情操教育、音楽教育により子供たちの人間性・教養を高める為、対外的なアプローチ及び教育者の育成を目的とする。プロジェクト名は世界的に有名な童話「シンデレラ」の主人公になぞらえ付けられた。以下童話「シンデレラ」の概要に当てはめた形で説明をする。
@ 子供たちとシンデレラ
このプロジェクト(*)においてはUNRWAの子供たちがシンデレラであり主人公である。シンデレラ同様、制限された環境や生活の中で、素晴らしい素質を持ちながらも今現在対外的にアプローチする場所や機会が無い。JOCVはこの度のプロジェクト・企画において、音楽・教育活動を対外的にアプローチする。大きな機会(企画その1・シンデレラコンクール〜子供たちの未来に魔法をかけよう〜)を作り、彼らに光を当てるチャンスを作りたいと考える。
A JOCV音楽隊員(JICA)について
物語「シンデレラ」では魔法使いが魔法をかけるが、このプロジェクトでは我々JOCV音楽隊員が音楽教育(通常授業以外の活動(コンクール等)を含む)という形で、UNRWAの子供たちにとって未知なる力を与え、それが魔法と例え得る、と理解したい。それは子供たちの未来への魔法でもあり、素晴らしい素質を持つ子供たちへの対外的アプローチを取る(企画その1・シンデレラコンクール)ことで、一層の教育的効果が期待できる。それにより、子供たちの意欲向上を促すだけでなく、UNRWAの音楽教育・学校教育に対して注目度が高めることも目的の一つである。
B UNWRA関係者について
「シンデレラ」においてやがて12時に魔法が解ける時が、UNRWAで言う自立のときであり、我々JOCVはそれを強く望んでいる。その自立を実現するために、教育者の育成(企画その2・ティーチャーズトレーニング〜UNWRA音楽教育の継続・発展を願って〜)を図り、永続的に音楽教育が継続して行われる様考察していく(企画その3・教材作成)。そしてそれぞれにあった未来、又は祖国パレスチナに帰りあるべき幸せを得たときこそ、それが彼らにとっての「ガラスの靴」であり、求めていた幸福であると理解する。
「シンデレラプロジェクト〜子供たちの未来に魔法をかけよう〜」には3つの柱があり、1)「シンデレラコンクール〜子供たちの未来に魔法をかけよう〜」、2)「ティーチャーズトレーニング〜〜UNWRA音楽教育の継続・発展を願って〜」、3)「教材作成」、となっている。これらは常に相互作用という形で教育効果を狙っており、以後継続する事を目標に進めていく。現地教員が音楽教育、教育効果を理解し、より良く発展させていく為の有効な手段と考えており、やがてUNRWAが独立する為の大事な基盤作りとも言える。常に現地教員との密接なコミュニケーションのもと、より良い関係を築きながら密度の高いプロセスを共に作り出せるよう、心がける次第である。
このシンデレラプロジェクトは4代目・5代目、もしくは6代目までの活動を視野にいれたプロジェクトであるが、UNRWA関係者にそのノウハウが引き継ぐことをしてもらえるならば、現地人の手によってプロジェクト内容を継続してもらいたい。なぜならプロジェクトの目的の一つは「音楽教育の継続」、もう一つは「現地人(UNRWA組織)の自発的行為を助長」であるからである。
以下内容にJOCV(青年海外協力隊)音楽隊員の氏名が記載される。プロジェクト運営を音楽隊員で行ない、全国のUNRWA音楽教育を向上させるために精力的に活動した事をここに付け加えておく。尚、このプロジェクト立ち上げ・企画、ホムスでの教員活動等、この書に記されている事柄は私の活動記録から論じられたものである。
私たち協力隊の音楽隊員は、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)で働いている。その舞台であるパレスチナキャンプ、そして主な教育対象の児童に対してのプロジェクト「シンデレラプロジェクト〜子供たちの未来に魔法をかけよう〜」を2005年6月に立ち上げ、プロジェクト名・およびその活動イメージを以下のように位置づけた。
シンデレラプロジェクト〜子供たちの未来に魔法をかけよう〜
プロジェクト名の由来と内容・・・日常、パレスチナ難民とし、制限された生活を送っているUNRWAの子供たちに幸せが訪れる事を願い、我々JOCV(JICA)が情操教育、音楽教育により子供たちの人間性・教養を高める為、対外的なアプローチ及び教育者の育成を目的とする。プロジェクト名は世界的に有名な童話「シンデレラ」の主人公になぞらえ付けられた。以下童話「シンデレラ」の概要に当てはめた形で説明をする。
@ 子供たちとシンデレラ
このプロジェクト(*)においてはUNRWAの子供たちがシンデレラであり主人公である。シンデレラ同様、制限された環境や生活の中で、素晴らしい素質を持ちながらも今現在対外的にアプローチする場所や機会が無い。JOCVはこの度のプロジェクト・企画において、音楽・教育活動を対外的にアプローチする。大きな機会(企画その1・シンデレラコンクール〜子供たちの未来に魔法をかけよう〜)を作り、彼らに光を当てるチャンスを作りたいと考える。
A JOCV音楽隊員(JICA)について
物語「シンデレラ」では魔法使いが魔法をかけるが、このプロジェクトでは我々JOCV音楽隊員が音楽教育(通常授業以外の活動(コンクール等)を含む)という形で、UNRWAの子供たちにとって未知なる力を与え、それが魔法と例え得る、と理解したい。それは子供たちの未来への魔法でもあり、素晴らしい素質を持つ子供たちへの対外的アプローチを取る(企画その1・シンデレラコンクール)ことで、一層の教育的効果が期待できる。それにより、子供たちの意欲向上を促すだけでなく、UNRWAの音楽教育・学校教育に対して注目度が高めることも目的の一つである。
B UNWRA関係者について
「シンデレラ」においてやがて12時に魔法が解ける時が、UNRWAで言う自立のときであり、我々JOCVはそれを強く望んでいる。その自立を実現するために、教育者の育成(企画その2・ティーチャーズトレーニング〜UNWRA音楽教育の継続・発展を願って〜)を図り、永続的に音楽教育が継続して行われる様考察していく(企画その3・教材作成)。そしてそれぞれにあった未来、又は祖国パレスチナに帰りあるべき幸せを得たときこそ、それが彼らにとっての「ガラスの靴」であり、求めていた幸福であると理解する。
「シンデレラプロジェクト〜子供たちの未来に魔法をかけよう〜」には3つの柱があり、1)「シンデレラコンクール〜子供たちの未来に魔法をかけよう〜」、2)「ティーチャーズトレーニング〜〜UNWRA音楽教育の継続・発展を願って〜」、3)「教材作成」、となっている。これらは常に相互作用という形で教育効果を狙っており、以後継続する事を目標に進めていく。現地教員が音楽教育、教育効果を理解し、より良く発展させていく為の有効な手段と考えており、やがてUNRWAが独立する為の大事な基盤作りとも言える。常に現地教員との密接なコミュニケーションのもと、より良い関係を築きながら密度の高いプロセスを共に作り出せるよう、心がける次第である。
このシンデレラプロジェクトは4代目・5代目、もしくは6代目までの活動を視野にいれたプロジェクトであるが、UNRWA関係者にそのノウハウが引き継ぐことをしてもらえるならば、現地人の手によってプロジェクト内容を継続してもらいたい。なぜならプロジェクトの目的の一つは「音楽教育の継続」、もう一つは「現地人(UNRWA組織)の自発的行為を助長」であるからである。
以下内容にJOCV(青年海外協力隊)音楽隊員の氏名が記載される。プロジェクト運営を音楽隊員で行ない、全国のUNRWA音楽教育を向上させるために精力的に活動した事をここに付け加えておく。尚、このプロジェクト立ち上げ・企画、ホムスでの教員活動等、この書に記されている事柄は私の活動記録から論じられたものである。
3)活動スケジュール
3)活動スケジュール
2005年4月から2006年3月までの1年間での、UNRWA学校ホムス地区での教員活動、及びプロジェクト活動での活動の根幹は以下の通りである。前半部(2005年4月〜2005年9月)の半年間は1)リサーチ、2)プロジェクト立ち上げ、3)プロジェクト開始(ティーチャーズトレーニング開始等)、の3点を中心に活動を行った。実際に学校活動に反映させるための土台作りと、UNRWA機関へのアプローチ、及び意識付けを目的とし、UNRWA職員と会議を重ねた。継続性を持たせるためのプロジェクト・プランであることを末端の関係者までに理解させるために、芸術担当のスーパーバイザーに趣旨を理解させ共に行動を行う。今後UNRWAが自立するために、彼に出来るだけ技術・アイデアを教授した。後半部(2005年10月〜2006年3月)の半年間は学校教育現場での教員活動と、プロジェクトでの活動を行った。実際に2つの活動を相互関係を持たせながら同時に運営し、音楽教育を継続・普及させる為の活動を行った。
学校での勤務スケジュールは、日曜日:3年生女子校3クラス、3年生共学校2クラス、月曜日:5年生男子校4クラス、火曜日:3年生男子校3クラス、水曜日:5年生女子校4クラス、となっている。尚、各学校においての勤務活動、及び活動報告・結果については以下の項を参考にされたい。
学校での教員活動はプロジェクト内活動を反映し、投影先になっている。その為後述する活動については、プロジェクト活動→学校活動の順に論ずる事にする。
2005年4月から2006年3月までの1年間での、UNRWA学校ホムス地区での教員活動、及びプロジェクト活動での活動の根幹は以下の通りである。前半部(2005年4月〜2005年9月)の半年間は1)リサーチ、2)プロジェクト立ち上げ、3)プロジェクト開始(ティーチャーズトレーニング開始等)、の3点を中心に活動を行った。実際に学校活動に反映させるための土台作りと、UNRWA機関へのアプローチ、及び意識付けを目的とし、UNRWA職員と会議を重ねた。継続性を持たせるためのプロジェクト・プランであることを末端の関係者までに理解させるために、芸術担当のスーパーバイザーに趣旨を理解させ共に行動を行う。今後UNRWAが自立するために、彼に出来るだけ技術・アイデアを教授した。後半部(2005年10月〜2006年3月)の半年間は学校教育現場での教員活動と、プロジェクトでの活動を行った。実際に2つの活動を相互関係を持たせながら同時に運営し、音楽教育を継続・普及させる為の活動を行った。
学校での勤務スケジュールは、日曜日:3年生女子校3クラス、3年生共学校2クラス、月曜日:5年生男子校4クラス、火曜日:3年生男子校3クラス、水曜日:5年生女子校4クラス、となっている。尚、各学校においての勤務活動、及び活動報告・結果については以下の項を参考にされたい。
学校での教員活動はプロジェクト内活動を反映し、投影先になっている。その為後述する活動については、プロジェクト活動→学校活動の順に論ずる事にする。